「リアル」と「本物」
「リアル」という言葉がある。
面白いことに、「リアル」と「リアルな」では本質がまったく正反対になってしまう。
つまり、「リアル」と言う言葉自体は「現実」を意味するが、「リアルな○○」という風に何かを修飾する場合は、その対象は本物に近い「偽物」である。
よくできた「本物そっくり」の造花に対して「リアルだ」とは言っても、生きている(生きていた)本物の花に対しては「リアルだ」とも、「リアルじゃない」とも言わない。
あなたの身近にあるアレやコレ、それは「本物」ですか? それとも「リアルな物」ですか?